特集 日常診療に役立つ小児画像診断のコツ
総論 小児画像診断を行う際に心得ておくべきこと、知っておいたほうがよいこと
相田 典子
1
1神奈川県立こども医療センター 放射線科
キーワード:
画像診断
,
小児科学
,
X線CT
,
放射線曝露
Keyword:
Radiation Exposure
,
Pediatrics
,
Diagnostic Imaging
,
Tomography, X-Ray Computed
pp.1341-1345
発行日 2021年9月1日
Published Date 2021/9/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2022011587
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<Key Points>(1)小児の画像診断では正当化(正確な適応判断)と最適化(被曝低減など)が肝要で、CTは可能なかぎり被曝のないMRI、超音波検査に振り替える努力をする。(2)小児のCT検査は部位・目的に応じて単純のみ、または造影1相のみを原則とする。(3)鎮静処置が必要な場合、造影剤使用時の安全対策をきちんと講じる。(4)成人用の検査条件、検査プロトコールの小児での使用は御法度、小児用プロトコールを作成し用いる。(5)小児担当医と画像診断医がその専門知識を合わせて小児画像診断に生かせば、将来を担う子どもたちに貢献できる。
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