特集 拡大する母子保健
母子保健と社会 孤立した保護者と向き合う 行政・地域とどうつなぐか
中島 かんな
1
1東京都立多摩総合医療センター
キーワード:
社会的孤立
,
社会的支援
,
母子保健
,
援助要請行動
,
保護者
,
施設とサービスの利用状況
Keyword:
Help-Seeking Behavior
,
Facilities and Services Utilization
,
Maternal Health Services
,
Social Isolation
,
Social Support
pp.1830-1834
発行日 2020年12月1日
Published Date 2020/12/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021086349
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<Key Points>(1)すべての保護者に孤立の危険性があり、保護者の努力だけで解消できる問題は少ない。(2)他機関に結びつけることがゴールではなく、保護者にとってはそこからが問題解決のスタートなのである。(3)援助者と保護者が、子どもを支える1ピースとして対話できる場と上下ではない並列の関係性の構築が求められる。(4)保護者と子どもたちが、自身にとってのサードプレイスや伴走者をもつことで、彼らが社会を信頼し、現在だけでなく未来の孤立をも排除することができる。
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