特集 バイオサイコソーシャルモデルで行う小児科診療-小児に根差す生物・心理・社会的医療とは
社会・環境面の評価 家族関係および社会とのつながり
上別府 圭子
1
1東京大学 大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻家族看護学分野
キーワード:
家族関係
,
社会関係
,
データ可視化
Keyword:
Family Relations
,
Data Visualization
pp.1773-1777
発行日 2019年11月1日
Published Date 2019/11/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020084121
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
<Key Points>(1)家族アセスメントの目的は、家族の課題と強みを見いだすことである。(2)家族をアセスメントするためには、家族の状況を可視化することが有用である。(3)「ジェノグラム」、「エコマップ」、「ファミリーライフサイクル・ピクチャー(FLP)」は、それぞれ家族関係、家族と社会のつながり、家族のライフサイクルを可視化するためのツールである。(4)臨床の場での関心事に関係づけて質問をしながら、子どもや保護者との共同作業として描いていくことが肝要である。(5)子どもの病期やライフステージの変わり目に、家族の情報を更新する。
Copyright© 2019 tokyo-igakusha.co.jp. All rights reserved.