特集 人工知能(AI)と小児医療
専門領域 小児眼科とAI
安川 力
1
1名古屋市立大学 大学院医学研究科視覚科学
キーワード:
機器のデザイン
,
人工知能
,
コンピュータ支援診断
,
未熟児網膜症
,
診断用機器
,
光干渉断層撮影
,
眼底撮影
,
ディープラーニング
Keyword:
Diagnostic Equipment
,
Artificial Intelligence
,
Retinopathy of Prematurity
,
Diagnosis, Computer-Assisted
,
Deep Learning
,
Equipment Design
,
Tomography, Optical Coherence
pp.45-49
発行日 2019年1月1日
Published Date 2019/1/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2019141070
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
<Key Points>(1)眼科領域は画像機器の進歩が目覚ましく、複数の画像機器を用いた診断(multi-modal imaging)が一般的となっている。画像のAIによる自動診断に関する開発競争が激化している。(2)眼底写真のAIによる自動診断では、世界初のAI搭載眼底カメラIDx-DRが2018年4月に米国FDAに認可された。ただ、糖尿病網膜症の診断に限られ、感度87%、特異度90%で、まだ、わが国で市販される段階ではない。(3)光干渉断層計(OCT)は高解像度の網膜断層画像が得られ、実臨床に不可欠である。所見の読解に専門性が求められるが、最近、専門医に匹敵する精度のAI自動診断の結果が報告され、臨床応用が期待される。
Copyright© 2019 tokyo-igakusha.co.jp. All rights reserved.