特集 周産期相談310 お母さんへの回答マニュアル 第3版
新生児・乳児編 頭部、顔面、頸部 新生児期 折れ耳です。将来どうなるのでしょうか?
南 史歩
1
,
渡邊 彰二
1埼玉県立小児医療センター 形成外科
キーワード:
外耳
,
先天奇形
,
耳疾患
Keyword:
Ear, External
,
Congenital Abnormalities
,
Ear Diseases
pp.359-360
発行日 2019年12月1日
Published Date 2019/12/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00621.2020088376
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<回答のポイント>1)先天性外耳異常のうち、折れ耳は最も頻度が高い。2)自然軽快する症例もあるが、著しい変形に対しては出生後早期の矯正治療により改善が得られる場合がある。そのため、発見され次第矯正治療可能施設へ紹介する。3)矯正治療反応不良例や、耳介軟骨に可塑性が認められない場合は手術を検討する。整容的な問題なので治療の推奨時期は特にない。4)基本的に聴力には異常を認めず、合併異常を伴うことは少ない。
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