投稿論文 短報
咽頭がんに対する経口的内視鏡手術施行後に予期せず気管切開を施行した2症例
阪井 茉有子
1
,
竹浪 民江
,
安藤 寿恵
,
加納 孝一
,
堅田 親利
,
清野 由輩
,
山下 敦
,
岡本 浩嗣
1北里大学 医学部麻酔科学講座
キーワード:
下咽頭腫瘍
,
気管切開術
,
気道閉塞
,
喉頭鏡法
,
術中合併症
,
中咽頭腫瘍
,
皮下気腫
,
内視鏡的粘膜下層剥離術
,
経管腔的内視鏡手術
Keyword:
Endoscopic Mucosal Resection
,
Subcutaneous Emphysema
,
Airway Obstruction
,
Laryngoscopy
,
Hypopharyngeal Neoplasms
,
Intraoperative Complications
,
Tracheotomy
,
Oropharyngeal Neoplasms
,
Natural Orifice Endoscopic Surgery
pp.81-83
発行日 2021年1月10日
Published Date 2021/1/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2021142730
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症例1は62歳男で、左頬部領域の前側壁に生じた中咽頭癌に対して内視鏡下咽喉頭手術を行い、術直後に皮下気腫が発生し、緊急気管切開を施行した。症例2は55歳女で、右披裂部の粘膜に生じた下咽頭癌に対して内視鏡的粘膜下層剥離術を行い、術中に皮下気腫が発生し、抜管前に緊急気管切開を施行した。両例とも皮下気腫の原因は、腫瘍切除時に筋層を損傷したことであると考えられた。
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