診療
遠心沈降を用いない新しい精子調整デバイスを用いた人工授精の成績
辰巳 賢一
1
,
堤 麻衣
1
,
金井 裕子
1
,
濱崎 祐希
1
,
信田 萌美
1
,
柴尾 友里恵
1
,
東 麻梨江
1
,
飯田 理也
1
,
内田 崇史
1
K. Tatsumi
1
,
M. Tsutsumi
1
,
Y. Kanai
1
,
Y. Hamasaki
1
,
M. Nobuta
1
,
Y. Shibao
1
,
M. Higashi
1
,
M. Iida
1
,
T. Uchida
1
1梅ヶ丘産婦人科
pp.645-649
発行日 2019年6月1日
Published Date 2019/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000887
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遠心沈降を用いない精子調整法であるMigration-Gravity Sedimentation法を行うための新しいデバイス,MIGLIS®を用いて人工授精の精子調整を行い,Percoll法と比較してその有用性を検討した。MIGLIS®はPercoll法に比べて精子回収率が低く,人工授精時の注入精子数も少なくなったが,妊娠率は高い傾向を示した。MIGLIS®を用いた精子調整法は,遠心沈降による精子のダメージを与えず良好精子を簡単に回収する方法として,生殖医療における画期的な手技となる可能性がある。
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