連載
今月の症例
小山 雅司
1
1岡崎市民病院総合診療科
キーワード:
膀胱子宮内膜症
,
深部骨盤内膜症
,
異所性内膜
Keyword:
膀胱子宮内膜症
,
深部骨盤内膜症
,
異所性内膜
pp.887-889
発行日 2017年6月10日
Published Date 2017/6/10
DOI https://doi.org/10.18888/rp.0000000034
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画像所見 MRI(図1):膀胱後壁の右寄りに,30×15 mm大の腫瘤を認める(図1A,B→)。腫瘤はT1 強調像(図1A),T2 強調像(図1B〜E)とも筋と同等の低信号を呈し,内部にT1 強調像で淡い高信号,T2 強調像で高信号の粒状域が散在する。Gd-DTPA 投与後は,病変全体が軽度に造影増強されている(図1F)。多方向断面で観察すると,腫瘤は膀胱筋層から膀胱外に位置すると思われる。病変の後内方は子宮体部前面と接し,膀胱子宮窩が狭小化している。
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