連載
達人に聞く!学会プレゼンテーションの極意 インセンティブに基づく学会プレゼンテーション
杉本 真樹
1
1東京大学先端科学技術研究センター
キーワード:
動機付け
,
三次元イメージング
,
学術会議
,
DICOM
,
MPR (Multiplanar Reconstruction)
,
スライド(映写用)
,
発話
,
プレゼンテーションソフト
,
プレゼンテーション技法
Keyword:
Congresses as Topic
,
Motivation
,
Imaging, Three-Dimensional
pp.1106-1115
発行日 2018年9月26日
Published Date 2018/9/26
DOI https://doi.org/10.18885/J01843.2018342782
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社会的責任を伴う学会プレゼンテーション
プレゼンテーション(プレゼン)はプレゼン ターが重要で,むしろ重要というよりプレゼン ターがすべてであり,スライドは補足にすぎな い。あなたは学会プレゼンを何のためにするの だろうか。業績のため? 発表の練習のため? 論 文執筆準備のため? 医局への忖度? これらは皆 自分のために学会を利用していることになる。 あるいは休暇や観光の都合のいい言い訳にして いないだろうか。そこに観衆・社会という存在 を忘れていないだろうか。学会は,学者や研究 者らが研究成果を公開発表し,その科学的妥当 性を公に検討論議する場であると同時に,研究 者同士の交流の役目も果たす。もちろん観衆, 参加者にとってもメリットが提供され,新たな アイディアが生まれるべき場である。つまり社 会への責任を伴う。
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