特集 画像は治療の設計図 循環器診療に画像検査をどう活用するか
治す10
肥大型心筋症の治療に心臓画像診断を活用する
高山 守正
1
,
石黒 まや
1
,
泉 佑樹
1
,
大滝 裕香
2
,
高見澤 格
1
1公益財団法人 榊原記念財団 附属榊原記念病院循環器内科
2公益財団法人 榊原記念財団 附属榊原記念病院放射線科
キーワード:
肥大型心筋症
,
画像診断
,
心エコー
,
心臓形態CT
,
心臓MRI
Keyword:
肥大型心筋症
,
画像診断
,
心エコー
,
心臓形態CT
,
心臓MRI
pp.598-605
発行日 2022年6月9日
Published Date 2022/6/9
DOI https://doi.org/10.18885/HV.0000000950
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肥大型心筋症(HCM)は徐々に進行する疾患で,従来突然死と心不全が死因となる疾患と考えられており,最終的に心移植のみが救いうる治療法といわれてきた。筆者らは,本症の病態解明へ向けて複数の画像診断を独自に発展させ,有効な中隔縮小治療(SRT)実施への方法を開発し明らかにし,その成績を報告してきた。本稿では,その詳細のポイントを示し,難病とされる本症を治療可能な疾患と考える筆者らのノウハウを伝える。
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