特集 核医学による代謝機能画像(診断)から治療へ−ヨード内用療法からPSMAまで−
序説
松尾 政之
1
1岐阜大学大学院医学系研究科 生体管理医学講座 放射線医学分野
pp.1309-1309
発行日 2025年12月26日
Published Date 2025/12/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000002240
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近年,核医学診療の領域において提唱されている概念に「theranostics」がある。現在は一般に「治療(therapy)」と「画像診断(diagnostics)」のかばん語(混成語)として説明される単語であるが,その名が指し示すとおり1種類の薬剤に特性の異なる放射線を放出する核種を結合させることで病変の診断や局在といった「画像診断」とそれらに対する放射線による「治療」を両立させるという考え方である。

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