特集2 検査時の状況に応じたFDG–PET検査の読影レポート作成
序説
中本 裕士
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1京都大学大学院医学研究科放射線医学講座(画像診断学・核医学)
pp.81-81
発行日 2025年1月26日
Published Date 2025/1/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000001939
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検査薬として18F–フルオロデオキシグルコース(FDG)を投与し,その集積分布を画像化するポジトロン放出断層撮像法(PET)検査では,多くの活動性の腫瘍巣を検索することができる。ここで用いるFDGは,悪性腫瘍に特異的な放射性医薬品ではなく,糖代謝の亢進部位に留まっているにすぎない。良性腫瘍や非腫瘍性病変,正常臓器にも集積するため,FDGの集積を見つけてもそれが何を表しているのか,意味付けが必要となる。
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