特集 ん? となる感染症―いつものパターンから外れたら
[Chapter 1] 診断で「ん?」
治らない “蜂窩織炎”
-難治性・反復性への包括的アプローチ
遠藤 優輝
1
,
的野 多加志
1
1佐賀大学医学部附属病院 感染制御部
キーワード:
偽性蜂窩織炎
,
挙上テスト
,
曝露歴
,
予防
Keyword:
偽性蜂窩織炎
,
挙上テスト
,
曝露歴
,
予防
pp.1158-1161
発行日 2026年6月1日
Published Date 2026/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika137_1158
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★★★蜂窩織炎と診断して抗菌薬治療を開始しても改善が乏しい場合,まずは非感染性疾患(偽性蜂窩織炎)の可能性を疑い,身体診察や挙上テストを再評価することが重要である.
★★標準的治療に反応しない真の感染症では,患者の職業や趣味などの曝露歴から,非結核性抗酸菌や海洋性ビブリオなどの特殊な病原体を想起し,適切な培養条件を検査室に依頼する必要がある.
★反復する蜂窩織炎に対しては,急性期治療のみならず,侵入門戸となる足白癬の治療やリンパ浮腫に対する圧迫療法など,宿主側の構造的リスク因子に対する介入が不可欠である.
★★★:一般内科診療で必要な内容,★★:総合内科専門医試験レベルの内容,★:専門性の高い内容

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