特集 これって内分泌疾患じゃないの?―ホルモン異常を疑うポイントはこれだ!
[Chapter 5] プロラクチンの異常を疑う
高プロラクチン血症・プロラクチノーマ
石川 敏夫
1
1帝京大学医学部附属病院 内科(内分泌代謝・糖尿病)
キーワード:
プロラクチン
,
下垂体腫瘍
,
性腺機能低下症
Keyword:
プロラクチン
,
下垂体腫瘍
,
性腺機能低下症
pp.1026-1029
発行日 2026年5月1日
Published Date 2026/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika137_1026
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★★★プロラクチノーマ発見の契機は,性腺機能低下症状(性欲低下,不妊症,月経異常,勃起障害など),乳汁漏出,下垂体腫瘤増大に伴う症状(頭痛,視野障害など),偶発的に画像で発見される下垂体腫瘤などである.
★★★高プロラクチン血症を呈する原因としてはプロラクチノーマのほかに薬物,原発性甲状腺機能低下症,ストレス,妊娠・授乳,下垂体茎の圧迫などがあげられる.
★★多くのプロラクチノーマにはドパミンD2受容体作動薬(とくにカベルゴリン)が有効であるが,手術で完治が期待される例では手術も第一選択として考慮する.
★カベルゴリン処方時には,副作用として消化器症状やめまいなどのほかに衝動抑制障害や心臓弁膜症があること,投与量に保険上の制限があることに留意する.
★★★:一般内科診療で必要な内容,★★:総合内科専門医試験レベルの内容,★:専門性の高い内容

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