特集 プライマリケアに必携! アレルギー診療の基本ガイド
[Chapter 2] 治療の基礎知識
アレルゲン回避指導の実際
関谷 潔史
1
,
古川 喜寛
1
,
佐藤 亮
1
,
勝野 貴史
1
1国立病院機構相模原病院 アレルギー・呼吸器科
キーワード:
アレルゲン
,
アレルゲン回避指導
,
環境整備
,
喘息
Keyword:
アレルゲン
,
アレルゲン回避指導
,
環境整備
,
喘息
pp.1047-1053
発行日 2023年12月1日
Published Date 2023/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika132_1047
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▪純粋なⅠ型アレルギー疾患においては,増悪因子として寄与するアレルゲンを同定し,回避指導を行うことが治療において大きな意味をもつ.
▪アレルゲン回避指導や環境整備については,個体差・個々のライフスタイルや生活環境の違いなどさまざまな要因が関与するため,画一的な方法で対応することが難しい.
▪アレルゲン回避ならびに環境整備指導が効果を発揮するためには,疾患に影響を及ぼさない程度までアレルゲン量を減少させ,その状態を維持していく必要があり,適切かつ根気強く継続していかなければ効果が維持できない.
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