特集 緊急対応を要する循環器疾患
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ECMOの進歩
登 祐哉
1,3
,
安樂 真樹
2,3
1東京都健康長寿医療センター 呼吸器外科
2杏林大学医学部付属病院 呼吸器・甲状腺外科
3東京大学大学院医学系研究科 呼吸器外科
キーワード：
ECMO
,
人工肺
,
呼吸不全
,
肺移植
Keyword:
ECMO
,
人工肺
,
呼吸不全
,
肺移植
pp.459-463
発行日 2022年3月1日
Published Date 2022/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika129_459
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Summary
▪VA-ECMOは呼吸・循環サポートが可能で，V V-ECMOは主に呼吸不全に使用され，病態に応じて選択される．
▪V V-ECMOは近年新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の重症例における治療でも効果を上げている．
▪central ECMOでは右心負荷の軽減により肺高血圧症や右心不全症例の肺移植への橋渡しを可能とする．
▪サポート期間中の筋力低下を防ぐため移動やリハビリが可能なタイプ（ambulatory ECMO）が望まれる．
▪人工肺の長期耐久性の獲得が今後の課題である．
▪長期装着可能な人工肺の開発が進行中である．
© Nankodo Co., Ltd., 2022
