特集 内科医に求められる他科の知識―専門家が伝えるDo/Don’t
第4章 泌尿器科
排尿障害
松本 成史
1
1旭川医科大学教育研究推進センター
pp.1873-1876
発行日 2019年9月1日
Published Date 2019/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika124_1873
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排尿障害とは
まず排尿とは,蓄尿から尿排出(排尿)までの一連のサイクルを指すものである.泌尿器科専門医以外の臨床現場では,尿勢低下,尿線途絶,腹圧排尿といった尿排出(排尿)に関わる症状をどう診断するかに注目されることが多いと思われるが,頻尿や尿意切迫感といった蓄尿症状の訴えが多いのも実際であり,この蓄尿から尿排出(排尿)までの一連のサイクルを「排尿」として捉えないと正確な診断や治療はできない.
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