まい・てくにっく
胸腔鏡手術における不全葉間処理のポイント
遠藤 俊輔
1
,
浦本 秀隆
2
1自治医科大学呼吸器外科
2金沢医科大学呼吸器外科
pp.1068-1069
発行日 2017年12月1日
Published Date 2017/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kyobu70_1068
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胸腔鏡下肺葉切除では,開胸手術のときのように肺を膨らませてから不全分葉間を切離することはむずかしい.肺門を容易に展開できる胸腔鏡手術では,葉間を触らずに肺門を先行して切離することがポイントとなる.右肺上葉では,前方から肺静脈・肺動脈・気管支の順に露出し切離する.左上葉や中葉では前方から,下葉では後方から,肺静脈・気管支・肺動脈の順に切離する.下葉の場合,気管支を裏面の肺動脈から剝離しにくいため,背
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