Japanese
English
臨床経験
日本内視鏡外科学会(JSES)技術認定制度における第11回(2014年度)消化器・一般外科(ヘルニア領域)合格者10名の検討
Clinical examination of ten qualified surgeons in the 11th(2014)endoscopic surgical skill qualification system of the Japanese Society of Endoscopic Surgery(JSES)
田澤 賢一
1
,
明石 尭久
1
,
森田 誠市
2
,
澤田 成朗
3
,
山岸 文範
3
,
藤井 努
4
K. Tazawa
1
,
T. Akashi
1
,
S. Morita
2
,
S. Sawada
3
,
F. Yamagishi
3
,
T. Fujii
4
1糸魚川総合病院外科
2飯田病院外科
3糸魚川総合病院外科
4富山大学消化器・腫瘍・総合外科
キーワード:
JSES
,
鼠径ヘルニア
,
技術認定
Keyword:
JSES
,
鼠径ヘルニア
,
技術認定
pp.1269-1273
発行日 2020年11月1日
Published Date 2020/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_1269
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
近年,本邦での内視鏡外科手術は増加の一途をたどり,消化器・一般外科領域においても,その傾向は同様である1).しかし,その技術習得までのラーニングカーブは長く,手術時間延長や種々の合併症のリスクを伴う1~3).日本内視鏡外科学会(JSES)では,2004年度より内視鏡外科手術の指導可能な外科医の育成のため,技術認定制度を導入した1).この制度は,純粋に外科医の技術を評価する世界に類をみないもので,若手外科医の資格取得への意欲も高い.しかし,審査員や合格者からの具体的,かつ詳細な制度に関する論文は少ない4~6).今回われわれは,第11回(2014年度)の消化器・一般外科ヘルニア領域の技術認定における合格者に対するアンケートを中心とした検討を行ったので,報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2020