発行日 2002年11月20日
Published Date 2002/11/20
DOI https://doi.org/10.15106/J03022.2003129260
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死について話したいという患者のニーズを認めた時,それをサポートする「看護師の構え」を明らかにするため,詳細な記述データに基づく事例分析によって「看護師の構え」を7項目抽出し,更にグループインタビューによって項目の妥当性を検討した.57歳女.肝臓がんで,看護者は事例が死亡する前3ヵ月間,スーパービジョンを受けながら訪問看護を提供し死について患者が言語化することをサポートした.患者の身体の状態を把握し話すタイミングをはかる,死にゆくことについて言語化する機会を与えたいという意志,看護者自身の不安の認識,信頼関係への確信,言語化を支える具体的介入方法をもつ,サポートする同僚の存在,最期まで看たいという意志,の7項目であったが,最初の4項目は.妥当と考えられたが他の3項目はその妥当性について意見が分かれた
©Nankodo Co., Ltd., 2002