消化器領域における診断内視鏡-モダリティの進歩とその活用法 診断内視鏡のトピックス
光干渉断層像(OCT),Blue LASER Imaging(BLI),蛍光イメージングの可能性
金子 和弘
1
,
曽我 公平
,
座古 保
,
八木 信明
,
佐藤 暁洋
1国立がん研究センター東病院 消化管内視鏡科
キーワード:
セラミック
,
レーザー
,
胃腫瘍
,
機器のデザイン
,
赤外線
,
三次元イメージング
,
光干渉断層撮影
,
ナノ粒子
,
光イメージング
,
蛍光物質
Keyword:
Ceramics
,
Equipment Design
,
Infrared Rays
,
Lasers
,
Stomach Neoplasms
,
Imaging, Three-Dimensional
,
Tomography, Optical Coherence
,
Nanoparticles
,
Optical Imaging
pp.509-517
発行日 2013年3月1日
Published Date 2013/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2013167601
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消化管腫瘍に対する白色光を用いた通常内視鏡観察では,腫瘍のもつ形態的特徴により内視鏡診断が行われてきた.しかし,画像の解像度を上げても白色光観察による診断には限界がある.拡大内視鏡を用いた腫瘍表面のpit観察,また,腫瘍表面に存在する微細血管の増生に着目した画像強調内視鏡(IEE)の登場により,内視鏡診断は大きな発展を遂げた.しかし,これらの内視鏡観察による診断は,腫瘍表面から可視化された情報をもとに行っており,さらなる発展を目指すには新たなイメージングシステムが要求される.光干渉断層像(OCT)技術を応用した微細組織3次元画像(μ-VOIS),レーザー光源を搭載した新たな内視鏡システムであるBlue LASER Imaging(BLI),ナノ粒子を蛍光体とした近赤外内視鏡の開発を行っている.
©Nankodo Co., Ltd., 2013