発行日 2001年5月1日
Published Date 2001/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2001261097
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
糖毒性は,インスリン抵抗性発症の初期段階から起こっており,膵β細胞を疲弊させるばかりでなく,様々な糖尿病性合併症の原因ともなっている.又,動物実験の結果からも,肝等のインスリン感受性臓器において,高血糖がインスリン抵抗性の増悪因子であることが確認された.つまり,糖尿病治療によって糖毒性の解除は必要不可欠であり,腎の尿細管に存在するNa・糖共輸送担体の特異的阻害薬であるT-1095は,糖尿病治療薬としての可能性がある
©Nankodo Co., Ltd., 2001