診察と検査
側彎症一次検診の正常者における日本版側彎症QOL質問票の結果
井上 泰一
1
,
司馬 立
,
竹下 克志
1自治医科大学 整形外科
キーワード:
質問紙法
,
学校保健
,
姿勢
,
集団検診
,
生活の質
,
脊柱側彎症
,
肩こり
,
中学生
,
緊張(心理的)
Keyword:
Mass Screening
,
Posture
,
Quality of Life
,
Surveys and Questionnaires
,
Scoliosis
,
School Health Services
pp.449-452
発行日 2017年5月1日
Published Date 2017/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2017275241
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静岡市内の中学校43校2860名の中学1年生女子に対して側彎症一次検診を行い、日本版側彎症QOL質問票(SJ27)のアンケートを行った。回答は1652名(58%)から得られ、その内、所見なし446名(平均年齢42.3歳、平均身長151.8cm、平均体重42.3kg)について検討した。その結果、SJ27は平均14.2点、標準偏差10.4点、中央値12点、最小値0点、最大値64点と低かった。また、肩凝りを感じる58.5%、姿勢を指摘されたことがある67.0%、人前での緊張82.3%で、思春期に多く見られる結果であった。
©Nankodo Co., Ltd., 2017