特集 エキスパートの診断過程を学ぶ中枢神経系の画像診断
What we know, what they know 臨床バイアスと画像バイアス
住田 薫
1
1国立精神・神経医療研究センター病院 放射線診療部
キーワード:
運動失調症-小脳性
,
基底核疾患
,
クモ膜嚢胞
,
硬膜下血腫
,
MRI
,
認知症
,
脳腫瘍
,
梅毒-神経
,
脳腱黄色腫症
,
胚細胞腫
,
退行変性
,
低ゴナドトロピン性性機能低下症
,
頭部CT
,
4H症候群
Keyword:
Dementia
,
Cerebellar Ataxia
,
Basal Ganglia Diseases
,
Brain Neoplasms
,
Hematoma, Subdural
,
Hypogonadism
,
Neurosyphilis
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Arachnoid Cysts
,
Germinoma
,
Xanthomatosis, Cerebrotendinous
,
Leukodystrophy, Hypomyelinating, With Hypodontia and Hypogonadotropic Hypogonadism
pp.542-553
発行日 2016年4月25日
Published Date 2016/4/25
DOI https://doi.org/10.15105/J00235.2016241368
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神経領域では特異的な画像所見は意外に少なく,日常臨床において苦労させられる.その問題を解決するためには,所見の重みづけが大切であり,実は目立たない所見の方が往々にして重要である.実際にフィルムリーディングの猛者達は,画面端やスカウトからヒントを得ることも多い.さらにいうと,画像に写っていない情報も画像診断医にとって宝である.ここではいくつかの症例をみながら,“いかに裏を取るか”ということを考えてみたい.
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