特集 ビギナーのための骨軟部画像診断 ―Q&Aアプローチ―
1. 解剖と基本のMRIシーケンス Q15. 足関節: 足関節インピンジメント症候群はどこに発生しますか? どのような画像所見を呈しますか?
福庭 栄治
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1PICTORUいずも画像診断室
キーワード:
足関節インピンジメント症候群
Keyword:
足関節インピンジメント症候群
pp.174-175
発行日 2024年1月25日
Published Date 2024/1/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000005215
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▶ 足関節インピンジメント症候群は,捻挫に起因して足関節の前面,後面,内面で発症する.前面では前方型と前外側型,後面では後方型,内面では前内側型と後内側型に分類される.
▶ 前外側型と後内側型は内反捻挫,前内側型は外反捻挫,前方型は背屈,後方型は底屈に関連して発症する.
▶ 各インピンジメント症候群の画像所見に共通するのは,“介在する構造物”であり,症状の部位に一致した滑膜肥厚,線維化,骨棘,関節内遊離体を認める.
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