連載 えびさんぽ第17回
新しい慢性便秘の治療薬は効果がありますか?
青島 周一
1
1医療法人社団徳仁会 中野病院 薬局
pp.544-546,660-661
発行日 2023年5月1日
Published Date 2023/5/1
DOI https://doi.org/10.15104/th.2023050018
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便秘症の治療薬は,ジフェニルメタン化合物(ビサコジルなど)や,アントラキノン系(センノシド)に代表される刺激性下剤と,酸化マグネシウムなどに代表される非刺激性下剤に分類できる.わが国では2010年以前において,久しく便秘薬の新規承認はなされなかった.しかし,2012年にルビプロストン,2017年にリナクロチド,2018年にエロビキシバットおよびマクロゴール4000が発売され,治療薬の選択肢が大きく広がった.今回は2010年以降に発売された便秘治療薬について,主要なランダム化比較試験をランドマークスタディとして紹介する.
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