特集 プラス漢方でかゆいところに手が届く! 皮膚疾患・皮膚トラブル
患者さんを煩わせる皮膚のトラブルをプラス漢方で解消する!⑧ 創傷・熱傷処置で使用する漢方薬の使い方
入江 康仁
1
1聖隷横浜病院 救急科(ER)/キズ・やけど外来,漢方科
pp.2299-2302
発行日 2024年12月5日
Published Date 2024/12/5
DOI https://doi.org/10.15104/ph.2024140014
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Key Points
創部感染の初期段階では越婢加朮湯,さらに浮腫が強ければ柴苓湯を併用.長期的には排膿散及湯を使用する.
熱傷も局所的に熱邪・皮水と考えられ,越婢加朮湯の適応.さらに滲出液が多いため当初から柴苓湯を併用する.
滲出液とともにタンパクを主とする栄養成分も喪失してしまうことから,長期的には気虚・血虚の状態に陥るため,補気・補血剤が効果がある.
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