特集 Hey 薬剤師外来 「外来診療の質を上げる方法を教えて」
チェンジ,外来診療 ─「薬剤師外来」のリアル15⑮ 術前外来 人工膝関節置換術予定患者の入退院支援
有澤 礼子
1
,
西江 美智子
2
,
高柳 和伸
3
1倉敷中央病院 薬剤本部 調剤室
2倉敷中央病院 薬剤本部 病棟薬剤室
3倉敷中央病院 薬剤本部
pp.1271-1274
発行日 2024年7月5日
Published Date 2024/7/5
DOI https://doi.org/10.15104/ph.2024080028
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Key Points
術前外来の目的として,手術など侵襲的処置を受ける患者へ早い段階からの介入を行うことで,処置や手術直前での延期や中止を防ぎ,安全に治療を行い予定どおりの入院日程で地域社会へ帰すことをめざしている.
術前外来における薬剤師の役割は,薬歴把握や患者情報の収集を行い多職種で情報共有する.薬学的知見に基づき医師の指示が適正か判断し,必要に応じて疑義照会や提案を行う.休薬指導や服薬指導など患者教育を行う.
医師,看護師,薬剤師,栄養士など多職種で介入することで詳細な患者情報が把握でき,きめ細やかな入退院支援が可能となる.安全に休薬を行うためには地域の保険薬局との連携が重要である.
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