特集 貧血 最新の薬物治療戦略と実践ポイント
要点整理!貧血の病態・検査の勘所 貧血の分類・成因と留意すべき患者背景
張替 秀郎
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1東北大学 大学院医学系研究科血液免疫病学分野
キーワード:
Erythropoietin
,
Vitamin B12
,
性因子
,
赤血球指数
,
赤血球生成
,
鉄
,
貧血
,
貧血-巨赤芽球性
,
分類
,
Folic Acid
,
年齢因子
,
貧血-鉄欠乏性
,
貧血-腎性
,
貧血-正球性
Keyword:
Classification
,
Folic Acid
,
Vitamin B 12
,
Sex Factors
,
Anemia, Iron-Deficiency
,
Iron
,
Erythrocyte Indices
,
Erythropoiesis
,
Erythropoietin
,
Anemia, Megaloblastic
,
Age Factors
,
Anemia
pp.3076-3079
発行日 2020年9月5日
Published Date 2020/9/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2020378945
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<Key Points>◎平均赤血球容積(MCV)による分類:貧血はMCVの数値により小球性貧血、正球性貧血、大球性貧血に分けられる。小球性貧血のほとんどは鉄欠乏性貧血である。◎成因による分類:貧血は鉄やビタミンB12などの栄養因子やエリスロポエチンの不足、骨髄における造血不全、出血や溶血による赤血球の喪失により発症する。◎患者背景:年齢・性別により、貧血の成因は異なる。若い女性の貧血のほとんどは鉄欠乏性貧血であるが、高齢者の貧血は複合的要因による場合が多い。
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