特集 がん薬物療法と腎機能低下 腎機能を考慮したマネジメントの基礎と実践
Onco-Nephrology がん診療における腎障害について
北井 悠一朗
1
,
柳田 素子
1京都大学 大学院医学研究科腎臓内科学講座
キーワード:
血液透析
,
抗腫瘍剤
,
糸球体腎炎
,
腫瘍
,
腎炎-間質性
,
腎臓疾患
,
急性腎障害
,
腎不全-慢性
,
尿細管壊死-急性
,
血栓性微小血管症
Keyword:
Antineoplastic Agents
,
Kidney Tubular Necrosis, Acute
,
Nephritis, Interstitial
,
Renal Dialysis
,
Kidney Diseases
,
Kidney Failure, Chronic
,
Glomerulonephritis
,
Neoplasms
,
Acute Kidney Injury
,
Thrombotic Microangiopathies
pp.2613-2616
発行日 2020年6月5日
Published Date 2020/6/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2020279008
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
<Key Points>◎透析患者は、発がんの危険性が一般人口と比較して高い。◎透析患者にどのようにがんスクリーニングを行うかは今後の検討が必要である。◎悪性腫瘍を有する患者は、併存症や種々の治療により複雑な病態を呈しており、腎障害を発症する危険性が高い。◎悪性腫瘍治療中に、急に腎機能が悪化した時、悪性腫瘍そのものによる腎障害に加えて、薬剤性腎障害の可能性を念頭に置くことが重要である。◎種々の抗がん薬ごとに合併しやすい腎障害を知っておく必要性がある。
Copyright© 2020 NANZANDO Co.,Ltd. All Rights Reserved.