症例検討 股関節手術の麻酔
股関節全置換術の麻酔管理(硬膜外麻酔併用全身麻酔の場合):X線透視下硬膜外カテーテル留置で最小限の出血と,確実な鎮痛を
枝長 充隆
1
,
御村 光子
1
Mitsutaka EDANAGA
1
,
Mitsuko MIMURA
1
1NTT東日本札幌病院 麻酔科
pp.1172-1175
発行日 2009年12月1日
Published Date 2009/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100821
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症例
65歳の女性。身長150cm, 体重68kg。変形性股関節症に対して股関節全置換術が予定された。血圧160/95mmHg, 心拍数80bpm。血算では,ヘモグロビン濃度13.5g/dL, 血小板数22万/mm3であった。術前生化学検査では,ASTとALTの軽度の上昇を認めた。空腹時血糖は120mg/dL, HbA1cは7.1%であった。
【経過】外科医から,「深部静脈血栓予防のため,術後にフォンダパリヌクスを投与するので,硬膜外麻酔は避けてほしい」という要望があった。
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