レポート こちら現場からお届けします!・第9回
新型コロナウイルス感染症による高齢者の健康二次被害
勝眞 久美子
1
1ななーる訪問看護ステーション
pp.966-967
発行日 2020年12月15日
Published Date 2020/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201584
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思考停止に陥りかけていた自分に驚く
新型コロナウイルス感染症の問題が発生した当初、マスコミから日々流れる情報に身の危険を感じ、スタッフや利用者が感染することを想像し、強い恐怖を覚えました。対策を検討するため情報収集に挑みましたが、感染防御に対する情報は医療施設での対策がベースとなっているものばかりでした。
さらに、「人との接触を避け、関わるときにはマスクとゴーグル着用を推奨する」などの情報が流れたことを受けて、多くの訪問看護ステーションではスタッフを直行直帰にし、訪問時はマスクとゴーグルを必須とすべしといった情報も流れました。また、利用者が発熱している場合には訪問を休むか、1日の最終訪問にすることを推奨する声もありました。
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