連載 訪問看護の夢を叶えるICT・第3回
SNSを活用した認知症ケア
林 啓子
1
1らふえる訪問看護ステーション
pp.152-156
発行日 2020年2月15日
Published Date 2020/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201381
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認知症の進行と向き合う家族をSNS活用で支援
認知症のさまざまな周辺症状は家族の絆を歪めてしまうことがあり、それにより家族の支援が受けられない状態になると、本人の生活の安全や安心も損なわれてしまいます。特に息子や娘などキーパーソンになる人に対しての被害妄想がエスカレートすると、日々の生活の援助ができなくなり、深刻な状態に陥ってしまいます。
このような場合の、家族を含めた認知症ケアにはさまざまなアプローチがあります。今回は、ICT活用の1つの例として、医療介護専用のソーシャルネットワークサービス(以下、SNS)である「メディカルケアステーション」(以下、MCS)を活用して、父親の認知症進行と向き合う家族を支援した事例を紹介します。
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