書評
『《看護ワンテーマBOOK》快適!ストーマ生活 日常のお手入れから旅行まで』
宇都宮 宏子
1
1在宅ケア移行支援研究所
pp.830
発行日 2012年9月15日
Published Date 2012/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102309
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急性期病院で退院支援が必要となる代表的なケースは、医療処置が必要な状態で退院し、在宅療養に移行する患者である。医療者にとっては日常的な医療処置であっても、多くの患者にとっては不安や戸惑いが先立ち、「退院しよう、家へ帰ろう」と決心できないのだ。
なかでも、人工肛門・人工膀胱、いわゆるストーマを造設しての退院となると、患者にとっては「ストーマってどんなもの? 家で生活できるの?」と在宅療養をイメージすることさえ難しいのが現実だ。
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