連載 すっきり&やすらぎアロマ・11
薬効いろいろ シナモン
百々 雅子
1
1山梨県立大学看護学部
pp.170-171
発行日 2011年2月15日
Published Date 2011/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101804
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香辛料はアロマをもつハーブから作られ,それぞれが薬効をもつもので,歴史的には薬と分かちがたいものでした。たとえば日本の七味唐辛子は,山椒,ミカンの皮,麻の実,しょうがなどが入る香辛料で,漢方薬の考えをもとに作られた「ミックス香辛料」です。カレー粉もこの類。胡椒,コリアンダー,ターメリックなど,アジアで使われる香辛料を混ぜ合わせ18世紀のイギリスで作られました。インドなどでは,今も家庭ごとに季節や体調に合わせて香辛料を組み合わせて使います。
今回は日本でもよく知られた香辛料,甘い香りのシナモンを取り上げますが,胃薬や頭痛薬にも入る正真正銘の薬でもあります。
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