特集 滝川市立病院看護職と行政との人事交流―介護保険時代の看護の役割
病院と在宅看護支援センターの連携―在宅介護支援センター開設から現在の活動まで,他
長棟 信子
1
,
鹿島 幸子
2
,
浦 三紀
2
,
辰巳 真由美
3
,
真坂 由美子
4
,
山本 近子
5
,
渡邊 尚子
1
,
前 久美子
6
1滝川市中央在宅介護支援センター
2滝川市立病院訪問看護室
3滝川市立病院内科
4滝川市在宅介護支援センター支援介護係
5滝川市立病院整形外科病棟
6滝川市立病院精神神経科
pp.128-140
発行日 2000年2月10日
Published Date 2000/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901150
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在宅介護支援センターの誕生
滝川市は,1994(平成6)年4月に北海道で初めて保健センター内に市直営の在宅介護支援センターを設置した。在宅介護支援センターの開設にこぎつけられたのは,1990年に策定されたゴールドプランにもとづき,4年間にわたって整備をすすめてきた経緯があるからである。
市直営のセンターとして開設したことには大きな意味がある。これまでの在宅介護支援センターは,在宅介護についての総合的な相談に応じ,在宅福祉ニーズに対応した各種サービスが総合的に受けられるよう援助することと,24時間を通じ緊急の相談にも対応できるよう入所施設に併設することが基本であった。それを,地域にある多くの関連機関との連携がとりやすくなるように,1994年から連携運営方式(複数の在宅介護支援センターが連携して運営を行ない,かつ他のサービス提供機関との協力体制をとることで相互に補完し合い,全体として休日・夜間にも対応する方式)を導入したのである。
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