焦点 看護診断に関する研究と今後の課題
研究テーマとしての看護診断と看護知識体系
松木 光子
1
1福井医科大学医学部看護学科
pp.463-471
発行日 1998年12月15日
Published Date 1998/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681900715
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はじめに
今日では,看護婦が,その対象である個人,家族,地域の反応についての臨床判断として看護診断をし,その判断を根拠として看護治療を行ない,そしてその成果を評価することを専門的業務とする,とする考えは地球規模で一般的なものとなりつつある。
看護診断とは,筆者の定義で言えば,「看護婦がクライエントに対し責任をもって管理できる分野の,実在または潜在的現象に関する要約/概念(名前)と関連因子を含むアセスメントの結論であり,それは看護実践の目標と方法の根拠となる」1,2)。
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