特集 女性の健康と性を考える―緊急避妊の基礎知識
世界における緊急避妊―認知とアクセスの課題
堀 成美
1
1聖路加看護大学
pp.310-311
発行日 2011年4月25日
Published Date 2011/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665101864
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緊急避妊の認知とアクセス拡大の歴史
高用量のエストロゲン単独ピルをレイプ被害者に投与し,妊娠を回避する方法が試みられたのは1960年代。その後,1977年にカナダ人医師のYuzpe博士による,エチニールエストラジオールとノルゲストレルの配合剤を用いた方法が専門誌に掲載され,以後Yuzpe法としてより広い対象にこの情報が普及しました。
各国では,女性の健康や権利を支援する団体やこれに理解を示す政治家らの活動により,下記のような段階で緊急避妊が拡大しました。
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