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                pp.80-81
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 2016年1月10日
                  Published Date 2016/1/10
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664200361
                
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- 文献概要
- 1ページ目
保健・医療・福祉のこのひとつきの動き
RSウイルス感染症が流行
2005年以降最多の患者数
乳幼児に肺炎や気管支炎を起こすRSウイルス感染症が流行している。国立感染症研究所は27日,最新の1週間(12〜18日)に全国約3000か所の定点医療機関から報告された患者数が3861人だったと発表。この時期としては2005年以降で最多となった。都道府県別では東京(363人)が最も多く,大阪(340人)や北海道(244人)が続く。
RSウイルスは,感染者がしたせきやくしゃみのしぶきを吸い込んだり,ウイルスが付いた物にふれたりすることで感染する。数日すると熱や鼻水などの症状が出る。大人は軽症ですむが,乳幼児は重症化することもある。ワクチンや治療薬はなく,症状を和らげる対症療法が中心となる。例年は秋から冬にかけて流行するが,今年は8月から患者数が増え始めた。

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