匿名座談会
若い希望の声—看学連の生舌と意見
pp.82-86
発行日 1961年2月1日
Published Date 1961/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903982
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「私は個人的には教務担任の先生が好きです。しかし一般論として希望したいことは沢山あるのです」この座談会に出席した学生の一人はいう。彼女達は,いい人であるということ,また,好きであるということで,いうべきことを止めようとはしない。自分の立場を主張する。感情と主義とを混同しない。その同じ考え方で,奉仕の気持と労働をまた一緒にしない。納得のできる形ですっきりさせたいと考える。これも自分達の職場を,あるいは職業を愛していればこそである。
—この若い人々の希望の声を聞いて見よう。ことに看学連に参加し,あるいは関係している人々にあつまっていただいた。お互いの理解のために。理解の場の中できびしい批判をしていきたい。この座談会が,少しでもその役割をはたしてくれることを念じている。(出席者の希望により匿名座談会とした)
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