特集 CNS教育課程試案[中間報告]
母性看護専攻教育課程
pp.580-582
発行日 1993年8月25日
Published Date 1993/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900630
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《目的》
母性領域のスペシャリストの能力としては,母子保健問題の多様化や複雑化,母子保健医療の進歩など,量・質共に変化する今日,時代のニーズに対応し,対象の健康生活維持に向けて最新の知識や技術を駆使して,最良のケアを提供できることであろう.対象は,思春期から更年期の各ライフステージにある女性,妊娠・出産・産褥・育児期にある女性,胎生期から新生児,乳幼児期にいたる子ども,母子と生活を共有する父親並びに家族,地域社会である.
これらのケアには,深い知識に基づく独自の診断,熟達した特殊技術を持って対処していくが,対象の特性より常時母児両者の生命の保証と,緊急的対応の措置ができる能力が要求される.また母子のケアの管理や改善を図り,母子保健の水準を維持向上できる能力や,諸種のケア技術の研究開発能力,母子保健領域における教育的技術など教育的能力も要求される.
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