口絵
発展へのスプリングボードとなるか—問題の多かつた日本看護協会34年度通常総会
pp.2-4
発行日 1959年8月10日
Published Date 1959/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662201912
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日本看護協会34年度通常総会は,6月17日名古屋市金山体育館に於て開かれた.前後の16日,18日は例年通り,16日に各部会が開かれ,18日には学会が持たれた.なお18日の終りには,東山動物園のチンパンジーが妙技を被露したり,看護協会のバッチを図案化したそろいの浴衣を着た愛知県支部会員の民謡踊りが飛び出したり,盛大な懇親会が開かれ,金山体育館は4,500人の笑い声にゆらぐばかりであつた.
だが,今総会は決して平穏な総会ではなかつた.保健婦部会からの提出議題「林塩氏参議員戦の反省と今後の方向」をめぐつて激論がたたかわされ,地方支部の奮戦にもかかわらず,東京都の票が割れて惜敗した事態が追究された.又「機関誌看護」の編集長の解任問題が取り上げられ,議事はすつきりした解決を見ないで終りをつげたようであつた.
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