折々の花 いとしき糖尿病教室の患者たち・9(最終回)
2週間ごとの新しい出会い
佐々木 一枝
1
1横浜中央病院糖尿病センター
pp.1433
発行日 1984年12月1日
Published Date 1984/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661920962
- 有料閲覧
- 文献概要
本誌の5月号の特集‘プライマリ・ナーシングは日本に根づくか’‘6月号の特集‘退院時サマリーをどう書くか’に関する記事は,曇りかけていた私の感性を呼び起こしてくれた.‘私の看護婦,私の患者’という関係.また患者のプロフィルや看護過程をより深く鮮明に把握することは,慢性疾患の継続看護には特に重要なことである.
この連載を通して,糖尿病を持つ人々の素顔を紹介してきたが,これまで接した人の病態や生き方,そしてその人を支える家族の顔が,まるで故郷の友でも思うような情感を漂わせて私の脳裏をよぎって行く.このような状態になれるのも,‘糖尿病患者教育’を専任として担当させていただいているおかげである.
Copyright © 1984, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.