内視鏡検査と介助の実際・5
内視鏡器械の正しい取り扱い方
小黒 八七郎
1
1国立がんセンター内科
pp.509-512
発行日 1977年5月1日
Published Date 1977/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918149
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はじめに
内視鏡器械は精密機械であって,それぞれの機種や方式に応じた正しい取り扱い方が必要である.それによって,安全にかつ優れた検査を遂行でき,また器械の故障を回避しうる.誤った取り扱い方をすると,その逆の結果をもたらすことがある.すなわち,検査がうまくゆかなかったり,器械の故障や破損を招き,極めて高価な修理代を要したり,更に修理期間中その器械による内視鏡検査ができなくなったりして,大きな犠牲を伴うのである.したがって,医師はもちろん,内視鏡パラメディカル・ワーカーも正しい取り扱い方を心得て,器械のトラブルを起こさないようにしなければならない.
以下,繁用されている器種を中心として,正しい取り扱い方の要点について説明する.
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