内視鏡検査と介助の実際・3
内視鏡室の構成と備品
小黒 八七郎
1
1国立がんセンター内科
pp.293-296
発行日 1977年3月1日
Published Date 1977/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918105
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内視鏡室の設計と設備備品は,内視鏡検査の前提となる最も大切な問題である.とくに内視鏡室の規模は数年から10年くらい先まで考えて設計する必要があり,中途で拡充や設計の変更は極めて難しい.内視鏡室の規模はそれぞれの医療施設における内視鏡検査の種類や検査数によって大きく異なりうる.そしてこれらによって,設備する備品の種類と数も著しく異なってくるわけである.
内視鏡検査のうちでまず最初に要求されるのは胃内視鏡検査であり,これについて必要な部屋の構成と備品(ここでは内視鏡器械にはふれない)を詳しく述べ,他の内視鏡検査については胃内視鏡室があることを前提として考えてみたい.
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