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第6回東京・関東甲信越地区看護研究学会開催—1972. 10. 6.水戸市・県民文化センター/第11回全国公衆衛生看護学会開催—1972. 10. 23-24.札幌市・厚生年金会館ほか3会場
細波
pp.1538
発行日 1972年12月1日
Published Date 1972/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916506
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第6同東京・関東甲信越地区看護研究学会は,10月6日,茨城県支部(飯塚キヨ支部長)の担当により県都水戸市の県立県民文化センターにおいて開催された.定員460名の会場は,各地区から参加した会員によつて超満員にふくれ上がり,会場内の通路はもとより出入口の階段も人垣で埋まるほどの盛況であつた.
特別講演“看護の主体的実践をめざして”(薄井坦子・東京女子医大看護短大教授),および3群に分かれた15題の研究発表が行なわれた.特別講演では,ナイチンゲールの本質論から説きはじめる演者の熱演が場内の熱気と呼応して,聴衆に深い感銘を与えた.また研究発表では,東京偏重を脱し各地区から持ち寄られ,しかも看護の独自性に結びつく研究テーマが目についた.なかでも看護用具の改善についての発表が6例あり,‘患者をより安楽に,より安全に’という日頃の看護への取り組みが形としてあらわれたように思えた.
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