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国民のための看護の方向—懸賞論文‘日本の選択’に入賞した3人に聞く
川島 みどり
1
,
木下 安子
2
,
桑野 タイ子
3
1東京看護学セミナー
2東京大学医学部保健学科
3埼玉県立厚生専門学院看護婦科
pp.1122-1131
発行日 1972年9月1日
Published Date 1972/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916425
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看護は,奉仕とか忍従という代名詞で社会に受けとめられ,しかも患者は,医師にかからねば看護を受けられないのが今日の姿といえよう.国民は,憲法にも看護を受ける権利を保障されながら,それを享受する機会を与えられていない.ここでは,看護における技術化の見通しを提示し,荒廃する病院看護と,不在の家庭看護の現状をとらえつつ,国民の生きる権利としてどのような看護を選択するべきかについて,入賞論文の内容を再現していただいた.
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