カラーグラフ 人体臓器の正常と異常・6
循環器系(2)
金子 仁
1
1日本医科大学
pp.1098
発行日 1972年9月1日
Published Date 1972/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916420
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心内膜炎(Endocarditis)は比較的多い病気であり ロイマでおこることが最も多いが緑色連鎖状球菌による遷延性心内膜炎(Endocarditis lenta)は 予後が悪い.ここに掲載した例は 僧帽弁に潰瘍やイボを作った例で 生前血液培養で緑連菌を証明した.心重量は550gあった.ロイマ(Rheuma)は 心外膜炎も心筋炎も心内膜炎もおこす疾患である.ここに取り上げた例は 定型的なロイマ心で 700gと肥大し 僧帽弁に肥厚がありさらにこの写真のように心外膜の血管にそって 肉眼で小結節が認められた.
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