連載講座 心臓外科看護
心室中隔欠損のある幼児の術前・術後の看護(2)
藤枝 知子
1
,
落合 清子
1
,
田島 米子
1
1東京女子医大高等看護学校
pp.88-93
発行日 1971年2月1日
Published Date 1971/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661915927
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手術について
9月30日午前11時5分から午後2時28分まで,直視下根治術が行なわれた。胸骨正中切開で人工心肺を用いて,低体温法が併用された。欠損孔(1.5×1.0cm)にはダフロン(人造繊維)を縫着した。孔は後方欠損で三尖弁におおわれていたので,刺激伝導路障害の危険があり完全に閉じなかった。欠損孔閉鎖後完全房室ブロックとなり,ペーフメーカーとスーナーにより洞調律に戻った。
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