学生レポート 副看護婦問題
副看護婦学院—その調査と問題点
井上 靖子
,
小林 敏子
,
石井 多恵子
,
平田 清美
,
川野 征子
,
小山 治子
,
中尾 朋子
,
牧沢 きわ子
,
国立療養所東京病院高等看護学院有志
pp.82-85
発行日 1966年4月1日
Published Date 1966/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912707
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副看護婦学院見学
昭和23年に保助看法が制定されて以来,看護教育は,それに基づいてなされてきましたが,看護婦不足が深刻をきわめている現在,副看護婦というものが医師会によって養成されているということを聞き,これが事実かどうか,どのような方法で教育がなされているか,どんな人たちが学んでいるか,また,この副看護婦というものが看護界に及ぼす影響などについて,興味と関心をもち早速,都内にある某副看護婦学院を訪ねてみました。
訪問にあたり,副看護婦は,都内医師会の大部分で養成されているという話を聞き,ある医師会に確かめに行きましたところ,ちょうどそこで副看護婦の養成を行なっておりました。その日は夕方近くで時間が遅かったため,既に授業は終っており,生徒はおらず,学院の責任者である某医師に会い,学院の概略を知ることができました。さらに授業について知りたい希望を述べると,授業の見学をこころよく引き受けて下さいました。そこで10月下旬のある日,午後2時から4時までの授業を見学に出かけました。以下は見学時の様子です。
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